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2015年 07月 12日

LIBRAIRIE6/シス書店 第37回企画 ~大月雄二郎「鉄器時代」

LIBRAIRIE6/シス書店では第37回企画として、
大月雄二郎「鉄器時代」展を9月5日(土)~9月20日(日)まで開催致します。

【展覧会関連トークイヴェント】
◎9月19日(土)17時~巖谷國士(仏文学者)+大月雄二郎(美術家)
※定員30名(先着順) 料金¥1.500- 場所:LIBRAIRIE6/シス書店
※要予約/電話受付のみ/9月1日(火)12時より受付開始( 03-6452-3345)
※イベント開催日は16時半に閉廊させて頂きます。


L’âge de fer 鉄器時代

話をしたいわけじゃない。
それより僕は聞きたかったのだ。
鉄錆の鈍い光の由来と、そして彼らの遍歴を。

退役して久しいこれらの車両昇降機(ジャッキ)が僕を引きよせるはるか以前に鉄の時代は去っていた。
車両の重量、機械油(グリース)、泥、デタラメな操作にこの小さなアトラスたちは屈しはしなかった。
しかし、なんて重さだ!

鉄器は口々に話し出す、彼らには名前がある。彼らはものを言うのだ。
« Walker, Rees, Kimball, Simplex, L82, Pittsburg, Patented in US, Lift, Chicago, Cap 4 tons, British Made, Lake & Elliot,
All Foreign countries, DUFF, Type 6, MFG Co., Toronto, Juin 1919, M1/2, Ashland, BALL BEARING… »
もしこれらの言葉がポエジーでないと言うのなら僕はこの場でおさらばだ。

手でじかにこの「道具」に触って欲しい。
僕が手の平や指、筆で撫でまわしたように。

形状、体積、密度、そして控えめな熱伝導率を掌につつむ。
僕は筆で輪郭をなぞった。

物体は稜線だけを遺して溶解し、消える。
この鉄の彫刻に力を加えれば
軋んだ金切り声、低い労働のうめき声をあげる。
                               
まだちゃんと動く。故障もない。                 

いやはやたいした鉄屑だ!    大月雄二郎


大月雄二郎は1948年神戸生まれ。
1968年、関西学院大学理学部中退後、1969年に状況劇場に入団。71年に退く。
その頃より銅版画に興味を抱き、山本六三により手解きを受ける。1972年に渡仏し、同地で池田満寿夫に出会いドライポイント技法を習う。1981年、作家ロラン・トポールと親交が始まり多大な影
響を受ける。同年の銅版画展以来、東京・パリをはじめアメリカ・ベルギー・モナコ・トルコなどで個展・美術サロンに出品。2011年、フランスに於ける芸術勲章シュヴァリエを受勲。

今企画では、新作タブロー作品20点に加え、オブジェ10展点による展示です。
是非、ご高覧頂ければ幸いです。
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©Yujiro Otsuki


※作品に関するお問い合わせはLIBRAIRIE6までお電話03-6452-3345又はメールinfo@librairie6.comで宜しくお願い致します。

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〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-12-2 南ビル3F
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by librairie6 | 2015-07-12 16:30 | LIBRAIRIE6/シス書店 | Comments(0)
2015年 07月 08日

LIBRAIRIE6/シス書店 第36回企画 ~ユライ・ヘルツ監督映画「火葬人」+カレル・イェシャートコ写真展

LIBRAIRIE6/シス書店では第36回企画として、
ユライ・ヘルツ監督映画「火葬人」+カレル・イェシャートコ写真展を8月12日(水)~8月29日(土)まで開催致します。

映画上映時間 / 毎日17時~(定員20名/お電話でもご予約頂けます。)
料金 / ¥1.000-
休館日 / 月曜日・火曜日
※写真展は映画上映時間外にご覧頂けます。(期間中は14時より開廊致します。)

8月22日(土)上映終了後よりアフタートークイベントを開催致します。満席となりました。
阿部賢一氏(原作翻訳者)+ペトル・ホリー氏(チェコ蔵主宰)+ゲスト
テーマ「『火葬人』とチェコのグロテスク」
参加条件はイベント当日に映画をご覧頂いた方に限ります(別料金は掛かりません)
場所:LIBRAIRIE6/シス書店
( info@librairie6.com又は03-6452-3345までお名前・ご連絡先・電話番号をご記入の上、
お申し込み下さいませ)

監督:ユライ・ヘルツ/Juraj Herz
1934年スロヴァキアのケジュマルク生まれ。ユダヤ系の出自を有するチェコの映画監督。プラハの映画学校(DAMU)で学ぶ(同期にはヤン・シュヴァンクマイエル)。チェコ・ノーヴェル・ヴァーグの監督と称されるが、ホラー作品を多数手がけたことで知られる。代表作に「モルギアナ」(1972)、「ナインス・ハート」(1978)、「高速ヴァンパイア」(1982/以上3作は日本版DVDあり)は、チェコ映画初のホラーと称されている。1987年、西ドイツに亡命し、現地でTV番組の製作を手掛けるも、ビロード革命後に帰国。2009年には、生涯にわたる映画界への貢献を称えてチェコ獅子賞を受賞。近年も、二次大戦後のドイツ人追放を題材にした「ハーバーマンの水車」(2010)を監督するなど精力的な活動を続けている。


原作:ラジスラフ・フクス/Ladislav Fuks
1923年プラハ生まれ。チェコの作家。国立美術館に勤務したのち、1964年、小説『テオドル・ムントストック氏』でデビュー。以後、次々と作品を発表し、小説『火葬人』および同作品の映画化でその地位をゆるぎないものとした。多くの作家と異なり、政治的姿勢を明確にしなかったため、1968年のチェコスロヴァキア事件以降も国内で作品を多数発表。第二次大戦、ホロコーストを題材にした作品が多いほか、人間の暗部を抉り出すグロテスクな作風が特徴。1994年没


阿部賢一/あべ けんいち
1972年、東京生まれ。プラハ・カレル大学、パリ第4大学に留学後、東京外国語大学大学院修了(専攻は中欧文化論、比較文学)。現在、立教大学文学部で教鞭を執りながら、チェコ小説の翻訳をはじめとしてチェコ文化の紹介を精力的に行っている。著書に『バッカナリア 酒と文学の饗宴』(共編著、成文社)、『複数形のプラハ』(人文書院)など。訳書にフラバル『わたしは英国王に給仕した』(河出書房新社)、『剃髪式』(松籟社)、アイヴァス『もうひとつの街』(河出書房新社)、フクス『火葬人』(松籟社)など多数。2013年前半は訳書を毎月のように刊行し、その壮絶な仕事ぶりで各社担当編集者を大いに感嘆させた。


ペトル・ホリー/HOLY Petr 
1972年、プラハ郊外のドブジューシュ市生まれ。1990年プラハ・カレル大学哲学部日本学科に入学し、語学短期留学で初来日。1993年〜94年早稲田大学、1998年〜00年東京学芸大学大学院、その後、早稲田大学大学院文学研究科にて歌舞伎を研究し、2004年〜06年同大学院第一文学部助手、2006年同大学院博士課程を単位取得退学。2006年に、チェコ大使館内チェコセンター東京を新たに開設、同時に所長に就任。ヤン・シュヴァンクマイエル監督の映画字幕作成や書籍翻訳、関連書籍の執筆をはじめ、チェコ文化を広く日本に紹介。2013年にチェコセンター初代所長を満期退任。現在、未だ知られざるチェコ文化・芸術の紹介と普及を目的にした「チェコ蔵」を主宰、チェコ文化関連のイヴェントや講師・講演会などを数多くこなし、公的な通訳・翻訳業にも携わる。埼玉大学兼任講師(歌舞伎、チェコアニメーション史)。
チェコ蔵 http://chekogura.com
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©カレル・イェシャートコ1968

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by librairie6 | 2015-07-08 16:34 | LIBRAIRIE6/シス書店 | Comments(1)